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「あでるは」インタビュー

今月の人

法学部卒後、声楽家にイタリア留学経て飛躍

「あでるは」7月号
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 法律を学びながらも大好きな音楽をあきらめきれず、遂にオペラ歌手になってしまったという異色の経歴を持つ。周囲に音楽の道へ進んだ者はなく、プロになんて思いもしなかった。ただ「子どものころから音楽は好きでした」。高校では合唱部に入り、弁論大会では「発声がいい」と評された。大学でも混声合唱部に入り、アマチュアとしての楽しさを満喫。卒業後も法律の勉強を続けるが、図書館に行くと音楽のコーナーに足が向いてしまったという。
 声楽家を目指すきっかけとなった出来事が2つある。大学4年生の時、合唱団の演奏会でオペラの曲を歌ったこと。そして「81年、世界の最高峰ミラノスカラ座の初の本格的な引越公演を観て、雷に撃たれたような衝撃を受けた」ことだ。
 合唱団のボイストレーナーで名テノールでもあった大学時代の先生の勧めもあって、専門学校へ入学したのは、卒業の2年後。才能を見い出され藤原歌劇団の研修所の特待生となり、その間に歌劇団の本公演『仮面舞踏会』のシルヴァーノ役に異例の大抜擢でデビューする。
 さらに2度にわたるイタリア留学で天性に磨きがかかる。イタリアでは、ひいきのオペラ歌手を日常の話題にする。「オペラは歌舞伎に例えられますが、日本の感覚では相撲やプロ野球に近いのでは…」
 留学中を除けば休まず藤原歌劇団の公演に出演、多彩な役を演じてきた。「本物にはなれなかったが、弁護士も演じました」(笑)。歴史あるオペラは完成品。自然に演じれば観客を悲しませ、笑わせることができるという。「オペラ歌手はサービス業。どんな時も最高の舞台を提供するため健康管理は不可欠です」
 6月下旬に「日本の歌」を集めたCDを出す。9月には藤原歌劇団創立70周年記念「カルメン」(東京文化会館)にモラレスで出演するなど、多忙な日々が待ち受ける。

財団法人千葉市文化振興財団刊・文化情報誌「あでるは」7月号より転載



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